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第20回根研究集会・シンポジウム・2004年度総会のご案内

参加申込書はこちら

 第20回根研究集会・2004年度総会を、下記の通り開催致します。多数の皆さまのご参加をお願い致します。
 第20回を記念して、シンポジウムを企画しました。シンポジウムの発表者を公募によって選定するという新しい試みを行ってみたいと思います。詳細は下記の内容をご覧下さい。
 下記の内容のうち、プログラムは変わる可能性があります。5月上旬に確定しましたら、参加申し込みの皆さまに連絡するとともに、本ホームページに掲載致します。


      第20回根研究集会・シンポジウム・2004年度総会

<日時>  2004年6月12日(土曜日)10時〜18時(懇親会18時30分〜20時)

<場所>  中部大学リサーチセンター(中部大学正門から徒歩約5分)

<所在地> 愛知県春日井市松本町1200
(中部大学リサーチセンターの所在地については、次のホームページをご覧下さい。)
   http://www.chubu.ac.jp/koho_shuppan/annai/campus/index-j.html

<内容>  ポスター発表およびシンポジウム「土壌生態系における根」

<発表形式> ポスター発表(今回は一般口頭発表はありません)

<参加費など>研究集会参加費1,000円(予定)、懇親会費3,000円(予定)

<申込み締切り>発表申込期限 2004年5月12日(水曜日)【E-mailで】
      発表要旨郵送期限 2004年6月 1日(火曜日)【郵送で】

<申込み・問合わせ・要旨郵送先>
申込書をFAXあるいはその内容をE-mailでお送り下さい。
      参加だけの方もできるだけ事前にお申し込み下さい。
      なお、要旨の郵送先は;〒464-8601 名古屋市千種区不老町
     名古屋大学大学院生命農学研究科
     山内 章
     TEL/FAX:052-789-4022
     E-mail:ayama@agr.nagoya-u.ac.jp

<プログラムの概要>

*シンポジウム・ポスター発表の講演題目はこちらをご覧ください

9:30〜10:00 受付(午前の発表者は、ポスターを貼ってください)
10:00〜10:30 2004年度総会
10:30〜11:30 ポスター発表
11:30〜12:45 昼食(午後の発表者は、ポスターを貼ってください)
12:45〜16:00 シンポジウム「土壌生態系における根」
16:00〜16:15 特別講演
16:15〜17:15 ポスター発表
18:00〜20:00 懇親会

<発表要旨の作成形式>
・郵送されてきたものを、そのまま白黒で印刷します。
・A4判縦置き1頁で、上下左右に2.5cmずつ余白をとって下さい。
・表題、発表者名、所属、連絡先、要旨本文の順に記入下さい。
・表題:ゴチック系あるいは明朝系の太文字で12ポイントとし、中央に寄せて(センタ
 リング)下さい。
・発表者名、所属、連絡先:明朝系で11ポイントとし、センタリングして、連絡先は括
 弧に入れて下さい。
・本文:(連絡先)から1行あけ、明朝系10ポイントで左寄せあるいは両端揃えで記入
して下さい。
・行間:読みやすいように適宜あけて下さい。

<口頭発表(シンポジウムのみ)の形式>
・液晶プロジェクター(ウインドウズパソコンおよびマッキントッシュパソコン)お
 よび書画カメラを用意します。
・液晶プロジェクターをお使いの方は、CD-ROMでパワーポイントファイルをお持ち
 下さい。受付時にウインドウズまたはマッキントッシュパソコンにファイルをイン
ストールして下さい。ファイル名には、あらかじめ発表番号と氏名を入れておいて
下さい。なお、マッキントッシュで作成したファイルの場合、拡張子(.ppt)を必ず
付けておいて下さい。その他のメディア・ソフトに関しては事前にご相談下さい。
・書画カメラは、印刷物を液晶プロジェクターに取り込むための付属品です。OHPの
代わりに使用しますが、OHP用紙より普通紙に印刷した方がきれいに取り込めます。

<ポスターの形式>
・1発表当たり幅73cm、高さ103cmのボード1枚を用意します(押しピンおよびテー
 プも用意します)

<会場へのアクセス>
会場(中部大学リサーチセンター)は「中部大学」バス停下車後、正門から徒歩約5分
のところにあるビルの二階です。中部大学までのアクセスは、以下のホームページ
http://www.chubu.ac.jp/koho_shuppan/annai/access/index-j.html)をご参照下さい。

<食事・宿泊など>
昼食は、大学の食堂を利用下さい。会場近くにはレストランはありません。実行委員
会では、とくに宿泊の斡旋は致しませんので、次のホームページなどによって各自で
手配下さい。(http://www.omc-hotel.net/など)

研究集会実行委員長
 河野 恭廣(中部大学応用生物学部環境生物科学科)


根研究集会第20回記念
シンポジウム「土壌生態系における根」
  1. 発表者の公募・選定
     以下の主旨をお読みいただき、話題を提供してくださる方は、次ページの申込用紙にてお申し込み下さい。その際に、ご発表の内容が分かるように100-200字程度の説明文を付けてください。発表時間は20分程度を予定しています。全体のテーマとの整合性や、時間との関係でご発表していただく方を実行委員会の方で選定させていただくことをあらかじめご了承下さい。シンポジウムではご発表いただけなくなった場合には、ぜひ、ポスターセッションでご発表いただけますようお願い申し上げます。
     なお、ご発表の内容を論文としておまとめいただいて、現在「農業および園芸」誌(養賢堂)上で、当研究会が中心となって連載を進めている、「植物の根に関する諸問題」へ掲載させていただくことを計画しています。
  2. シンポジウムのテーマと話題提供者を公募する主旨
     根研究集会は1992年1月に第1回が開催されてから、今回で第20回を迎えます。この間2001年11月には、第6回ISRRシンポジウム“Roots : The Dynamic Interface between Plants and the Earth”が名古屋で開催され、農業、林業や環境保全の面から多くの報告や活発な議論が行われました。今回の研究集会では、その課題を少し視点を変えて引き続きとりあげ、「土壌生態系における根」というテーマでシンポジウムを行います。いま一度、“Dynamic Interface”の“機能”について考える機会をもうけてみたいと思ったからです。
     陸上生態系で生産された一次生産物の大部分は、生食連鎖に入ることなく腐食連鎖に渡されます。土壌を場とする腐食連鎖過程は、そこでの生食連鎖過程と密接に連結して進みます。この腐食連鎖によって解放され、粘土や腐植に吸着・保持される無機養分は、水とともに根によって吸収され、再び生物圏に運び出されることになります。
     このような自然界における物質循環に大きな役割を果たす根は、土壌空間に無機素材、気候、地形、有機物、動物や微生物などとともに固有の生態系を形作り、その一員として働いています。われわれはどれくらい根研究を介して、このような土壌生態系を理解しているのか?森林土壌(自然土壌)と農地土壌(撹乱土壌)での腐食連鎖過程と生食連鎖過程の特徴は?そこでの生食連鎖と腐食連鎖の連結状況?生物間相互作用は?土壌の不均質性の捉え方は?根の働きはどのように影響を受けているのか?根はどんな役割を果たしているのか?等々、様々な疑問が浮かび上がってきます。
     これらの問題はアプローチの仕方が技術的にも難しく、幾多の失敗や研究の中途放棄があったことと思われます。そんな話題も含めて課題意識・発想とともに提供して下さることを期待し、話題提供者を公募する次第です。
     この「土壌生態系」の解明は、根の研究にとどまらず土壌という人類に託された空間の保全、修復、そして持続的利用を図るためには必要不可欠であり、当研究会が絶えず確かめながら歩んでいく踏み石にたとえることができると思っています。会員の皆さまの積極的な応募を期待しています。

河野 恭廣(中部大学応用生物学部環境生物科学科)